「治療」よりも「予防」がお口の健康を守ります
「歯医者さんは虫歯や歯周病になって痛くなったら通うところ」というのがこれまでの常識でした。しかし今日では「病気にならないように予防のために通うところ」というのが新しい常識になりつつあります。
いったん虫歯にかかってしまうと治療をしても元には戻りません。また虫歯も歯周病も再発しやすい病気です。くり返し病気のダメージを受けてしまうと歯の寿命はどんどん短くなってしまいます。お口の健康を守るためには、病気にかかってからの「治療」よりも未然に防ぐ「予防」が効果的なのです。そのためにおすすめなのが定期検診の受診です。相模原市、京王相模原線・JR横浜線「橋本駅」徒歩2分の歯医者「たかはしデンタルクリニック」では、予防歯科も積極的に行っていますので、ぜひご活用ください。
削ってしまった歯は戻りません
かすり傷や軽い風邪は放っておいても自然に治りますが、ある程度進行してしまった虫歯は自然治癒しません。虫歯の治療をすると進行は止められますが、虫歯部分を削り取ったうえ、詰め物や被せ物などの人工歯を装着するために残った歯の形を整えるためにも削らなければなりません。削った部分は人工歯を取りつけて補いますが、元の健康な天然歯には戻せないのです。
虫歯や歯周病にかかってからの対処療法ではなく、それらを未然に防ぐことができれば、歯の寿命は長くなります。お口の健康を長く保つためには自分の歯を健康に維持することが大切なのです。
予防に取り入れやすい「キシリトール」
虫歯や歯周病の予防のために欠かせないのが毎日の適切なセルフケアです。ほかにも手軽に始められるのが「キシリトール」の活用です。「キシリトール」は糖分を含まない甘味料で、ガムなどに配合されています。虫歯や歯周病などは糖分を栄養にするので「キシリトール」をいくら摂取してもお口の病気にはつながりません。
また「キシリトール」には歯の再石灰化を促す効果も期待されています。「キシリトール」入りのガムを噛むと唾液分泌が促進され、細菌を洗い流すお口の自浄作用がはたらきやすくなるのです。虫歯予防は「キシリトール」から始めてはいかがでしょうか？
予防歯科メニュー
プラークの染め出し
ブラッシングを毎日行っていても歯並びやみがき方のクセによりみがき残し部分が生じてしまうものです。プラーク（歯垢）の染め出しをするとみがき残し部位をはっきり確認できるので正しいブラッシングを身につけやすくなります。
ブラッシング指導
プラークの染め出しによってはっきりしたみがき残しを起こしやすい部分を中心に、一人ひとりの患者さんのお口に合ったブラッシング方法を指導します。歯ブラシの選び方や持ち方、動かし方も含めてアドバイスします。毎日の効果的なセルフケアにつなげてください。
フッ素塗布
フッ素には歯の再石灰化を促す効果が期待でき、歯質を強くするといわれています。そのフッ素を歯の表面に塗布することは虫歯予防につながります。定期的な塗布がおすすめです。
PMTC（プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング）
プロフェッショナルによる専門の器具を使用した歯のクリーニングのことです。毎日のブラッシングでは落としきれない歯と歯の間や歯と歯ぐきの溝のプラークや歯石を徹底的に除去します。仕上げに歯の表面をなめらかにして汚れの再付着を防ぎます。
シーラント
奥歯の溝は細く複雑な形をしているので食べカスがたまりやすく、ブラッシングをしても汚れを落としにくい部位ですので虫歯なりやすい部分です。その溝をあらかじめレジン（歯科用プラスチック）で埋めて虫歯を予防する処置です。
生活習慣の指導
虫歯や歯周病は感染症ですので、抵抗力を弱めてしまうような生活習慣があると発症や悪化につながります。カウンセリングを行い、気をつけたほうがいい生活習慣があれば改善をアドバイスします。
